今井敦子 『平成16年度OG賞』を受賞


  昨年の秋季リーグ戦第5週目の東洋大学戦において、12射11中の成績を出し、OG賞(個人)の該当者となっておりました。先日、OG賞事務局よりOG賞の金一封が今井の元に届けられました。
  OG賞の基金にご協力頂いております多くのOGの皆様には本当に感謝しております。
この場をお借りいたしましてお礼申し上げます。


『OG賞』は平成14年にOG有志により現役女子部員の秋季リーグ戦における活躍をバックアップするために設立されたものです。
さらに、この賞を通じて現役女子部員とOGとの交流を深め、女子部全体を活性化させることも目的とされています。
「団体・個人」の部門に分かれてそれぞれの設定条件をクリアした場合に、金一封が授与されることになっています。

 
*OG賞の詳細は設立趣旨のページまで。


 『 OG賞を受賞して 』   四年 今井敦子

  浦東先輩(112期)に続き2人目のOG賞受賞は、純粋に嬉しいし誇らしく思う。この試合は昨年度のリーグ戦中で自分が一番落ち着いて挑むことができた試合であり、確実に中ると自信を持って離れを出せた射が一番多かった試合だった。
  しかし、正直なところ満足したかどうかと言われれば『「していない』と即答できる。理由はいくつかある。まず、確かに自分は11中を出しOG賞を受賞した。しかし11中なのだ、皆中ではない。確実に1本はやり切れずに抜いてしまったのだ。皆中でないということは、まだ中てられる矢があるということだ。まだ上を目指せるのである。
  次にそのOG賞は個人での受賞なのである。いくら弓道が自分自身と的との1対1の戦いだとしても、折角4人で戦っているのだから団体で受賞したかった。個人で受賞してもそれは個人だけの喜びにしかなり得ず、チームとしての喜びにはならない。受賞していない人からすれば『凄いね』だけで終わってしまう。やはりこういうものは個人ではなく、団体で受賞することで喜びを分かち合い、お互いを認め合えるのではないだろうかと思うのだ。
  そして、一番受賞を満足していない理由、それは「負けた」ことである。いくら高的中をメンバー全員が出したとしても、負けてしまっては意味がない。そして今回はその結果、V部降格となってしまったのだから。このような状態で満足なんて出切るわけがなく、多くの課題を伴う受賞となった。しかし、これは今年度以降女子部が成長していくためにはなくてはならない大切な材料となった。
 
  昨年度は降格してしまったけれど、今年度は必ずU部に復帰します。「U部復帰」という確固たる目標を持ち、後悔しない試合をするために女子部一丸となって今まで以上に練習に励みますので、今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。